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涙が止まらず、鼻水で鼻が詰まってさらに眠れませんでした
その度に、バッキーがまだ生きているのではないかと、じっと見つめて体を撫でました
そんなことを繰り返しているうちに眠っていて、いつもの時間に目が覚めました

もう薬を飲ませなくていいんだ、もう下痢の心配をしなくていいんだ
思えばずっと、ごはんと薬とトイレの心配ばかりしてきたと気づきました
3月からステロイドを始めて食欲が出て、下痢も嘔吐もなくなって、体重も増えてきて、
これからだ!という時だったのに

10時になるのを待って、駅まで花を買いに行きました
桜があればいいなと思っていましたが、桜はなく、代わりに山吹を買いました


枝を切って、バッキーを囲みました

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明るい色がバッキーによく似合っています

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最後は山吹の王子になって空へ帰りました

13時に業者さんが来られるまで、すっと手を握っていました
昨日の夜はまだ温かかった体は冷たくなって、頭も冷たくなっていましたが、肉球は柔らかく、私がずっと握っているから、手は私の熱で温かくなりました

何度も何度も、嗚咽が漏れて、瞬間的に号泣しました
夫を見ると、夫も泣いていました
二人で抱き合って号泣しました

ごはんもおやつもおもちゃも沢山持たせました
私が着ていたシャツを足元に置きました
忘れないでね、私が行くまで覚えておいてね

移動式の火葬車まで運びました
晴れているのに雨がザーザー降っている、不思議な天気でした
3時間後にお骨を拾いに行くまで、何をしていたか記憶がありません

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連絡をもらって、お骨を拾いに行きました
お薬を飲んでましたか?と聞かれたのは、薬が水色に残っていたからです
犬歯以外の歯がほとんど残っていませんでした
3号サイズの骨壷に綺麗に全部入れていただきました
骨壷は温かかったです

友さんからお花が届きました
とても癒されました

小さくなって帰って来たバッキー
あまり長く置いておくと離れ難くなるので、一番早い時間に火葬をお願いしました
それでよかったと思います
でも、あまりにあっという間で、実感がなく、呆然として、
時折、まるで他人事のように感じます
認知症ではないか?と思ってから、たった10日で逝ってしまうなんて
信じられず、ただただ呆然としました

山のように残った薬とパウチとおむつ、亡くなってから届いたa/d缶を見つめて
何も考えられず、それでもふとした時に涙が滝のように流れて、
バッキーに申し訳なく、かわいそうなことをしたと思うと、泣きじゃくるしかない、
そんな日々を数日過ごしました

#猫の認知症 #猫の痴呆症 # 認知症 症状
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